ワンタイム+常駐接続で使える
リモートコントロール
<スロベニア政府の利用環境>
導入ライセンス: プライベートクラウド(オンプレミスコーポレート)
同時接続数 : 無制限 x 3本(冗長構成)
利用用途 : ユーザーサポート
対象 : スロベニア全国民200万人、公務員3万4千人
リモートサービスの目的
簡単で、信頼性が高く、セキュアなリモートデスクトップサービスをプライベートクラウド環境で提供する
ISL Onlineの解決ライセンスと選んだ理由
ISL Online オンプレミスコーポレート(無制限)ライセンス3本を冗長構成(Grid)に設定し、プライベートクラウド環境で運用することで、利用接続数の制限もなく、安心してISL Onlineサービスを独占的に利用可能
"100%信頼できる!
ISL Onlineは
そう言えるシステムです"
(Gregor Skerlep 氏)
ISL Online のテクニカルサポートはスロベニア総務省ネットワーク内にオンプレミスコーポレート(無制限)サーバーを冗長構成で設定し、プライベートクラウド環境でのサービス体制を構築してくれました。(Gregor Skerlep 氏:スロベニア政府総務省ネットワーク担当)
— スロベニア政府の巨大組織管轄と電子申請の普及に対応する
スロベニア政府総務省は巨大で複雑な組織を形成しております。国家行政および職員人事を管轄するほか、ネットワークおよびデーターベース管理部門としても機能しております。
行政に3万4千人の公務員を抱える一方で、全国200万人のスロベニア国民に対応しなければなりません。
行政サービスの効率化と電子申請の普及のため、行政関連情報のみならず民間情報も入手できる電子政府ポータルサイト「e-Uprava」を立ち上げました。
スロベニア政府で利用しているISL Onlineオンプレミスコーポレートの構成図
— 簡単で、信頼性が高く、セキュアなリモートデスクトップサービスをプライベートクラウド環境で提供する
総務省には、無数の行政サービスをオンラインで処理するために複雑化した無数のデータベースやサーバーシステムがあり、それらを管理するため一部管理を外部IT企業にアウトソースしています。一方で、200万人のスロベニア国民ならびに公務員に対しては、ヘルプデスクサービスを提供する必要性があります。
e-Upravaポータルを維持し、テクニカルな問題のすべてを時間通りに解決してくれる外部ITエンジニアたちの接続とサポートを保障するためにも、信頼の置けるリモートサポートサービスは必要不可欠な財産です。
政府当局が運用している以上、高度セキュリティーと信頼性は最も重要です。同様の理由から、政府はリモートサポートサービスを提供する中継サーバーを組織ネットワーク内に設置するよう要求しました。それはデータをいつも組織内に留めておく必要があるからです。
「今回構築したISL Online 環境では最大500同時接続をカバーできるよう想定したうえで、同時利用実績はピーク時に50本程度となっております。大規模同時接続を想定しているため、採用するソフトウェアはLDAPおよびRADIUSなどの外部認証をサポートすることが必須でした」とスロベニア政府シニアアドバイザーのGregor Škerlep氏は説明しています。
— ISL Online オンプレミスコーポレート(無制限)ライセンス3本を冗長構成(Grid)に設定し、プライベートクラウド環境で運用する
ISL Online オンプレミスコーポレートライセンスは大企業および大規模公共機関でのインターネット越しのクライアント向けサポートを想定して設計されているので、スロベニア政府総務省にとっては完璧なソリューションです。利用接続数の制限もなく、ISL Onlineサービスを独占的に利用できます。
「ISL Online のテクニカルサポートはスロベニア総務省ネットワーク内にオンプレミスコーポレート(無制限)サーバーを冗長構成で設定し、プライベートクラウド環境でのサービス体制を構築してくれました。」 - Gregor Škerlep氏
利用ピーク時にヘルプデスクオペレーターが確立するセッションの平均は50本ほどです。プライベートクラウド構成で中継サーバーが機能していることで、全セッションはサーバーの利用状況に応じて割り振られ、かつ負荷分散処理が実行されています。
プライベートクラウド構成であることでシステムの耐障害性が保たれ、ISL Online サービス自体の信頼性が担保されています。
万が一特定サーバーのハードウェア故障や機能障害が発生した場合でも、接続中の全セッションが他のサーバーに転送されます。セッション履歴やオペレーター情報などのデータはすべて同期されており、データ復旧のためのバックアップソリューションとしての機能も持ち合わせています。 また、稼動サーバー郡はジオグラフィック分散、つまり地理的にはなれた場所、例えば別々の都市や国にサーバーを置いた場合の分散処理にも対応しており、地震や洪水などの自然災害時にもサービスを止めないための機能も備えています。
Skerlep氏は、 ISL Online を利用することで概ね50%以上のコスト削減ができていると試算しています。 「ISL Onlineを使い始めてから、外部ITエンジニアが政府システムにログインする際に必要だったセキュリティーIDカード作成コストを削減できました。内部認証キーを利用できるので、ISL Online 経由で外部ITエンジニアが政府システムに接続しやすくしました。」
Skerlep氏は、コスト削減と時短だけが導入効果ではないと言います。 ISL Online を使用して外部リソース業務を行うことで、スロベニア政府は外部作業者の正確な利用時間を把握し、必要な場合に業務の見直しを行うことができるようになりました。 「年間3万6千ものセッションを確立し、ISL Online でほぼ完璧にテクニカルな問題は解決しています。そのため、ISL Online をより活用しようとする傾向が増し、利用頻度が上がっているほどです。」
また、こう続けています。 「 ISL Online ではiPhone/iPadからリモートサポート提供やパソコンへのアクセスも可能なので、 政府システム管理者や高官職の方々も管理サーバーや自身のPCへアクセスできるようになりました。 またリモートサポートやリモートアクセスの他にも、スロベニア政府では定例ミーティング時にISL Online のWeb会議ツールを活用しています。 ISL Online のライセンスには、1)ワンタイムリモートサポート・2)リモートアクセス・3)Web会議が含まれているので、コスト削減および時間削減へのインパクトは大きい。」