ワンタイム+常駐接続で使える
リモートコントロール
企業に対する指導的監査に加えて、関連グループ会社を通じて株式上場支援業務、M&A、各種コンサルティング、国際業務等をトータルにコーディネートすることで、クライアント企業の発展に貢献している同法人。
クライアント企業から絶対の信頼感を持たれている理由の一つに情報セキュリティ への先進的な取り組みがあります。ローカルPCに機密情報を極力保存しないように し、機密情報は事務所サーバ上に集約するシンクライアント環境を構築しています。 事務所サーバには、社外からVPN経由でアクセスしています。このシンクライアント システムに関する社内ユーザからの問い合わせ対応にISL Onlineが欠かせないと いう同法人にその運用方法やメリットなどをお伺いしました。
― 監査法人という信頼性が問われる業種には、高いセキュリティが求められると思うのですが、いかかですか?
監査法人の業務は、「重要かつ、機密性の高い」クライアント企業の経営データをお預かりする必要があります。そうしたデータが各社員のPCに保存されている状態は、非常に高いリスクがあります。そこで、弊法人では重要データ保護の観点からシンクライアントシステムを構築し、機密情報を事務所サーバに集約しています。
― 機密情報を集約して、セキュリティを高めることによる弊害はありましたか?
シンクライアントシステムに接続ができないと仕事にならないという事がそれに当たると思います。シンクライアントシステム利用のためにユーザはVPNに接続し、その後サーバに接続するという2つのステップを行う必要があります。
この操作中にエラーが出てしまい、仕事ができないという問い合わせが、三優監査法人単体で180名、グループ全体で250名の社員から一日平均5件程度、情報システム部門に寄せられます。
― そうした問い合わせに対し、どのように対応されていますか?
始めは、電話で話をしていますが、すぐにお互いの話していることが噛み合っていないと気付くケースが多いですね。
その場合、現在はISL Onlineを使用して、問い合わせをしてきた社員のPC画面を見ながら状況を確認し、リモートコントロールで、問題を解決しています。
― 以前はリモートによる対応はしていなかったのでしょうか?
以前は、フリーツールを使って、リモートによるサポートを行っていました。しかし、通信が暗号化されていないため、セキュリティリスクがあること、ファイアウォール越しでのリモート接続が行えないことなどの問題があり、利用は各拠点内にいる社員に限られていました。
しかし、弊法人の社員はクライアント企業の会議室で、仕事をする事がほとんどです。そのため、このネックを解消できるリモートコントロール製品を探していました。
― リモートコントロール製品は世の中に数多く存在しますが、なぜその中でもISL Onlineを選ばれたのでしょうか?
弊法人で利用するリモートコントロール製品は4つの条件を満たしている 必要がありました。
・ファイアウォールの有無に関係なく、インターネットに接続できれば、リモートコントロールが行えること
・通信が完全に暗号化されていること
・PCへ何らかのプログラムをインストールする必要がないこと
・ローカルユーザ権限のアカウントでログインしている端末に対して、リモートコントロールが行えること
この条件に当てはまる製品を探したところ、ISL Onlineを見つけ、すぐに導入を決めました。
― ISL Onlineの導入効果について教えていただけますか?
必要な条件を満たしていることに加えて、非常に高い頻度で利用している「ファイル転送機能」にメリットを感じています。これまでは、メールで各種設定ファイルやインストーラを送っていましたが、ISL Onlineのファイル転送機能を使うようになってから、業務が大幅に効率化されました。こちらから送るだけではなく、リモートで接続している相手のファイルを受信できることもメリットです。また、国内だけではなく海外に出張中の相手とも接続できることも非常に便利に使える点だと思います。
今や、ISL Onlineなしでは、ヘルプデスク業務は行えないと言っても良いくらいです。今後は、こちらの画面を見せてトレーニングを行うなど、 ISL Onlineの機能を活かした運用も考えています。
お忙しい中、ありがとうございました。